音標~Voice to Voice~

谷村新司 音標~Voice to Voice~歌詞
1.リメンバー

作詞:谷村新司
作曲:谷村新司

あー 今も響きつづける
あの歌 あの日のメロディー

抱きあいながら 感じてた別れ
狭い部屋のすみ
古いラヂオに流れてた歌が
思い出に変わる頃

Remember 忘れてたはずの
Remember 記憶は消しゴムじゃ
消せないものを心の奥に
残してた あの日の歌に

あー 今も響きつづける
あの歌 あの日のメロディー

さくらの下で ふざけてたあの日
アルバムに残る
君の写真は変わらない笑顔
制服の匂いまで

Remember 忘れてたはずの
Remember 記憶は消しゴムじゃ
消せないものを心の奥に
残してた あの日の歌に

Remember 忘れてたはずの
Remember 記憶は消しゴムじゃ
消せないものを心の奥に
残してた あの日の歌に

あー 今も響きつづける
あの歌 あの日のメロディー


2.涙はyes

作詞:谷村新司
作曲:谷村新司

涙は yes ココロの yes
流したら 空を見上げ

涙は yes 体の yes
流したら 生まれ変わる

愛されていた 抱きしめられていた
想い出を 閉じ込めないで

涙は yes ココロの yes
だからもう 笑顔をみせて

瞳は yes 涙は yes
流したら 虹が見える

瞳は yes 涙は yes
流したら 歩き出せる

雨が上がれば 陽ざしを抱きしめて
歩き出す 明日の君が

涙は yes ココロの yes
だからもう とまどわないで

涙は yes ココロの yes
だからもう とまどわないで

涙は yes ココロの yes
だからもう 笑顔をみせて


3.G・クレフ

作詞:谷村新司
作曲:谷村新司

君が愛した あの歌も
君が見つめた あの空も

何も変わらないように
僕には見えるけれど

君が残した スコアには
君がしるした 音がある

ギターなぞり続けたら
気付いた君のメッセージ

叫び出す魂が
僕を引き裂いて
涙があふれてくる Yea Yea Yea Yea

愛を伝える G・クレフ
踊る五線を超えてゆく

歌おう 声を重ねたら
うず巻く 命になる

叫び出す魂が
僕を引き裂いて
涙があふれてくる Yea Yea Yea Yea

愛を伝える G・クレフ
踊る五線を超えてゆく

歌おう 声を重ねたら
うず巻く 命になる


4.咲きほこる花のように

作詞:谷村新司
作曲:谷村新司

あー君をただ見つめてる
咲きほこる花のように
あー君に寄り添いながら
咲きほこる花のように

あの日見ていた 空は続いてる
雨も風も嵐の日も

あの日あの時 あの瞬間が
もしもなかったらどうだろう

君と逢えたから 僕はここにいて
こうして生きてる アリガトウ アリガトウ!!

あー君をただ見つめてる
咲きほこる花のように
あー君に寄り添いながら
咲きほこる花のように

同じ時代の 同じこの時を
一緒に生きてる 奇跡を

涙と笑顔 そして歌声
ココロが震える その理由(わけ)

君と逢えたから 僕はここにいて
こうして生きてる アリガトウ アリガトウ!!

あー君をただ見つめてる
咲きほこる花のように
あー君に寄り添いながら
咲きほこる花のように

あー君をただ見つめてる
咲きほこる花のように
あー君に寄り添いながら
咲きほこる花のように


5.ひまわり

作詞:谷村新司
作曲:谷村新司

くわえ煙草の 煙がゆれて
汐の匂いを運んで来る

瞼閉じれば 焼けつくような
つらい出来事が昨日のように……

体の中をなつかしい 詩だけが通り過ぎてゆく

君のところへ帰りたくなる
夢をみていた むなしい夢を……

風にたわむれ 太陽にさへ
恥かしがらずに両手拡げて

急にひろがる ひまわりの花
まるで真夏のロシアのように……

何も聞こえない耳に鮮やかな詩だけが
急によみがえる

君がいつだって歌ってくれた
今は夢なの すべて夢なの……


6.ホタル

作詞:谷村新司
作曲:谷村新司

縁側に まよい込んだ
ホタルをじっと 見つめてた

儚げな 光だけが
草の露 てらしている

この家で 暮らしてきた
やさしさに 包まれてた

やがて来る 別れの時
ほほえみで 迎えたい

今までに ありがとうを
かけがえのない日々を
この私 生んでくれた
そのことに ありがとう

さし出した 団扇(うちわ)の柄に
ホタルがそっと 光ってる

儚げな そのいのち
見つめてる このいのち

今までに ありがとうを
かけがえのない日々を
この私 生んでくれた
そのことに ありがとう

この家で 泣き笑い
この家で重ねてきた
あなたへの この思い
抱きしめてすごす夜

縁側に まよい込んだ
ホタルをじっと 見つめてる
儚げな その命
見つめてる この命


7.星標(ほししるべ)

作詞:谷村新司
作曲:谷村新司

星達はめぐりて まわる運命(さだめ)の中
永遠(とわ)に変らぬもの それを標(しるべ)と呼ぶ

幾億の時空(とき)を超えて
星がつたえること
人はなぜに空見上げ
心 ふるえるのか

嗚呼 影は響き
光は声になり
うたがうまれる時
命は黄泉(よみ)がえる

古丹(こたん)の笛の声(ね)は 土がめざめる時
かがり火は朱々(あかあか) 水の命をさそう

幾億の風が運び
いのち生かされてる
人はなぜに空見上げ
涙 流れるのか

嗚呼 影は響き
光は声になり
うたがうまれる時
命は黄泉(よみ)がえる

嗚呼 影は響き
光は声になり
うたがうまれる時
命は黄泉(よみ)がえる

うたがうまれる時
煌(きらめ)く星標(ほししるべ)


8.弓の月

作詞:谷村新司
作曲:谷村新司

弓月の下を 人は流れて
糸を重ねる 月の夜は花の中

酒に酔いながら 弓にたくした
ふるえる思いは 千々(ちぢ)に乱れるだけ

ハイヤー ハイヤー
遥かな ふるさとよ
ハイヤー ハイヤー
とどけ 君の胸に

山の端(は)にかかる 眉月(まゆづき)の色
君はあの場所で 今も待つのだろうか

おくれ毛に触れる 風になれたら
淡い宵(よい)の夢 朧(おぼろ)の恋唄よ

ハイヤー ハイヤー
遥かな ふるさとよ
ハイヤー ハイヤー
とどけ 君の胸に

弓月に生まれ 音に抱かれる
恋も命も すべては唄の中


9.魁 -さきがけ-

作詞:谷村新司
作曲:谷村新司

嗚呼 海を渡る声が聴こえますか
嗚呼 空に響く声が聴こえますか

魁は かおり 魁は道に
ゆれる静かな 陽炎(かげろう)

星に抱かれた旅人の願いは
命より確かなものを伝えること
時を超えて今 響き続けるのは
風によりそう 花の 花の心

嗚呼 海を渡る声が聴こえますか
嗚呼 空に響く声が聴こえますか

魁はしじま 魁は風が
明日を伝える 極光(オーロラ)

夜明けの前の深い闇の中で
閉ざされた瞳をこらして見つめる
やがて一筋 描き出す光は
道を支える 石の 石の姿

嗚呼 海を渡る声が聴こえますか
嗚呼 空に響く声が聴こえますか

嗚呼 海を渡る声が聴こえますか
嗚呼 空に響く声が聴こえますか


10.さようならば

作詞:谷村新司
作曲:谷村新司

さようならば 今
別れん君と
名残りは尽きねど
この手を離さん

出逢いて打ちとけし
こころとこころ
君を忘れじと
無事を祈るだけ

月日を重ねた
無為なる日々を
悔やむことなかれと
ほほえみは語る

出逢いて打ちとけし
こころとこころ
君を忘れじと
今は別れゆく

嵐に散る花に
芽吹く緑に
去年(こぞ)の雪にも
君を重ねつつ

さようならば さようならば……
さようならば さようならば……


11.GOING HOME -Studio ver.-

作詞:アリス
作曲:アリス

GOING HOME“お帰りなさい”
その声を聴きたくて
GOING HOME まだ忘れない
あの日のあなたの声

駅のホームのベンチ
一人で見上げた空に
雲が流れて 涙こぼれた

振り返らないで 駆けぬけて来たこの道を
今こうして 歩き始めてる GOING HOME

GOING HOME 夕陽の中で
つないだ手のぬくもり
GOING HOME 旅立ちの朝
背中で許してくれた

やさしさって何だろう
考え続けた街の
空にあの日の雲を見つけた

振り返らないで 駆けぬけて来たこの道を
今こうして 歩き始めてる GOING HOME

過ぎた日々は戻らない
だからこそ いとおしくて
心ひらいたままで 両手ひろげて GOING HOME
(GOING HOME)

夢を抱きしめ あなたを抱きしめる為に
今この道を 歩き始めてる GOING HOME

夢を抱きしめ あなたを抱きしめる為に
今この道を 歩き始めてる GOING HOME


12.100年ラブソング

作詞:谷村新司
作曲:谷村新司

聞こえてる 100年過ぎても きっと
世界のどこかで 聴こえる

その歌は 命の種を抱きしめ
ふりそそぐ 水になる

いつか誰かが 気付くその時
光の花が咲くだろう

恋人よ 口づけの中で 眠れ
その歌に つつまれて 眠れ

聞こえてる 100年過ぎても きっと
ココロひらけば 聴こえる

その歌が 伝える命 それは
目には見えない 真実

いつか誰かが 気付くその時
波がやさしく ほほえむ

恋人よ 口づけの中で 眠れ
その歌に つつまれて 眠れ

恋人よ 口づけの中で 眠れ
その歌に つつまれて 眠れ


13.マーキュリー

作詞:谷村新司
作曲:谷村新司

遠い街と街で 見上げてたあの空に
夜明けと夕暮れに 輝く星
2つの道はただ ぶつかっては寄り添い
風を抱きしめて 動き始めた

ひとりひとりがやがて2人に
2人はやがて1つの星の名前で呼ばれていた

それはマーキュリー マーキュリー
宵の星と夜明けの星だよ
それはマーキュリー マーキュリー
違う名前の1つの星

水の星に生まれ 光に包まれていた
出逢えた人達を 愛していたい
炎は胸の中 心さえ焼きつくし
裸で生きている 人でありたい

ひとりひとりがやがて2人に
2人はやがて1つの星の名前で呼ばれていた

だからマーキュリー マーキュリー
影は光に 光は影になる
だからマーキュリー マーキュリー
違う名前の1つの星

それはマーキュリー マーキュリー
宵の星と夜明けの星だよ
それはマーキュリー マーキュリー
違う名前の1つの星

だからマーキュリー マーキュリー
影は光に 光は影になる
だからマーキュリー マーキュリー
違う名前の1つの星


14.サライ -若大将50年!ver.-

作詞:谷村新司
作曲:弾厚作

遠い夢すてきれずに 故郷(ふるさと)をすてた
穏やかな春の陽射しが ゆれる小さな駅舎(えき)
別離(わかれ)より悲しみより 憧憬(あこがれ)はつよく
淋しさと背中合わせの ひとりきりの旅立ち

動き始めた 汽車の窓辺を
流れゆく景色だけを じっと見ていた
サクラ吹雪の サライの空は
哀しい程青く澄んで 胸が震えた

恋をして恋に破れ 眠れずに過ごす
アパートの窓ガラス越しに 見てた夜空の星
この街で夢追うなら もう少し強く
ならなけりゃ時の流れに 負けてしまいそうで

動き始めた 朝の街角
人の群れに埋もれながら 空を見上げた
サクラ吹雪の サライの空へ
流れてゆく白い雲に 胸が震えた

離れれば離れる程 なおさらにつのる
この想い忘れられずに ひらく古いアルバム
若い日の父と母に 包まれて過ぎた
やわらなか日々の暮らしを なぞりながら生きる

まぶたとじれば 浮かぶ景色が
迷いながらいつか帰る 愛の故郷(ふるさと)
サクラ吹雪の サライの空へ
いつか帰るその時まで 夢はすてない

サクラ吹雪の サライの空へ
いつか帰る いつか帰る きっと帰るから
いつか帰る いつか帰る きっと帰るから